[任意予防接種](男性向け)HPV感染症(2024年7月1日助成開始)
更新日:2024年11月22日
本ページは、2024年7月1日に開始する、男性へのHPVワクチン任意接種事業(助成制度)についてお知らせしています。
男性へのHPVワクチン任意接種事業(助成制度)
男性向けのHPV感染症予防接種は「任意予防接種」です。接種の努力義務はありません。
(注記)女性のHPV感染症予防接種は、「定期予防接種」として実施しています。詳細については、以下のリンク先を参照してください。
任意予防接種とは
予防接種には、予防接種法等の法令に基づく「定期予防接種」と、法令に基づかない「任意予防接種」があります。
「定期予防接種」は、多くの方が接種を受けることで集団免疫を獲得することを目的として、主に子どもが接種する予防接種について、その時期や回数が法令で規定されています。
「任意予防接種」は、「定期予防接種」以外のワクチン接種全般を指します。
HPV感染症とは
ヒトパピローマウイルス(HPV)が原因となる感染症です。
感染後、直ちに症状が現れることはないものの、数年から数十年かかって症状が現れるとされています。
HPVが原因となる症状(病変)としては、女性の子宮頸がんが代表的なものですが、男性においても、肛門がん(およびその前駆病変)や中咽頭がん、性感染症のひとつである尖圭コンジローマが挙げられます。
HPV感染症予防接種について
男性向け予防接種で使用するワクチン
HPV感染症のワクチンは複数ありますが、男性向けの接種では、助成対象として次のワクチンを使用します。
- 組換え沈降4価ヒトパピローマ様粒子ワクチン(「ガーダシル」)
なお、2価ワクチン(「サーバリックス」)、9価ワクチン(「シルガード9」)は、男性の接種が認められておりません。(2024年6月1日現在)
接種回数
接種完了には、3回の接種が必要です。(接種の間隔は次項参照)
(注記)4回目以降の接種については、安全性、有効性が確認されておりません。
接種間隔
3回の接種における、一般的な接種間隔は、次のとおりです。
- 1回目と2回目・・・2か月(最短で1か月)
- 2回目と3回目・・・4か月(最短で3か月)、かつ1回目と3回目が6か月(最短で4か月)
接種費用の助成について
町田市では、男性向けのHPV感染症予防接種を希望される方に対し、以下の条件に該当する場合に、接種費用の助成を行います。
助成対象者
以下の全てを満たす方。
- 接種日時点で町田市民(町田市に住民登録がある)
- 中学1年から高校1年(相当)の男子
- 接種を完了していない(3回の接種を受けていない)
助成期間
2024年7月1日から2025年3月31日まで
(注記)1回目の接種から3回目の接種まで、約6か月の期間が必要です。あらかじめ接種スケジュールを考慮し、余裕をもって接種を受けてください。
(注記)助成期間前に接種した費用の償還払い制度はありません。
(注記)2024年度の予算で助成を行うものです。2025年度以降の助成につきましては未定です。
助成回数
最大3回(3回目の接種分)まで。
(注記)HPV感染症ワクチンは、3回の接種が必要です。また、4回目以降の接種については、安全性、有効性が確認されておりません。
助成額
接種費用全額(自己負担はありません)
(注記)接種前の予診を受けた段階で、当日の接種を見合わせることになった場合は、助成の対象外です。医療機関によっては、予診料として自己負担が発生することがありますのでご了承ください。
助成の受け方(接種までの流れ)
接種の予約
町田市内の指定医療機関に連絡し、接種の予約をしてください。
(注記)町田市の助成制度につき、町田市以外の医療機関での接種は助成対象外です。
接種当日の持ち物
接種を受ける方の、
- 母子手帳
- マイナンバーカード、または健康保険証 (住所、氏名が確認できるもの)
をご持参ください。
2回目、3回目の接種では、上記に加えて、
- 接種済証(2回目の接種では1回目の分、3回目の接種では1回目と2回目の分)
を医療機関に持参してください。
接種を受ける
接種当日、医療機関で、備え付けの予診票を記入してください。この予診票が、助成の申請を兼ねており、助成の対象であることを医療機関が確認します。
接種後
接種を受けた方の、医療機関の窓口でのお支払いはありません。(助成金は、接種費用として町田市から医療機関に支払います。)
なお、医療機関から、接種済証(予診票の控え)を忘れずに受け取ってください。
指定医療機関
接種費用の助成に対応する市内の指定医療機関の一覧です。
接種を受け付けている日時等が限られる場合もありますので、必ず、事前に連絡(予約)をしてください。
助成制度に対応する医療機関一覧 (PDFファイル: 119.1KB)
注意事項等
ワクチン接種にあたって
ワクチン接種は、多くの方々にメリットをもたらしますが、接種後に、接種部位が腫れたり、熱が出る等の症状が現れることがあります。また、稀ではありますが、重篤な症状を引き起こす可能性もあります。
参考資料(ガーダシル添付文書)
接種後の経過観察
接種後に、接種部位が腫れたり、熱が出る等の症状が現れることがありますが、ほとんどは、軽い一過性の症状で治まります。
なお、接種後の経過観察のため、接種医の判断で、院内で30分程度お待ちいただく場合があります。
(注記)接種後の経過観察のため、保護者の方が同伴していただくことをお勧めします。
他の予防接種を受ける場合の接種間隔
組換え沈降4価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(「ガーダシル」)は、不活化ワクチンです。
他の予防接種との接種順序、接種間隔に制約はありませんが、他の予防接種を受ける予定がある、またはHPV感染症ワクチンの接種前に他の予防接種を受けている場合は、接種前に医師と相談してください。
健康被害について
接種による健康被害が生じた際は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)が窓口となる、医薬品副作用被害救済制度の対象になる場合があります。
(注記)「任意予防接種」につき、予防接種法に基づく「健康被害救済制度」の対象にはなりません。
医薬品副作用被害救済制度に関する業務(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)
接種証明書について
接種後に医療機関の窓口でお渡しする「接種済証」が、接種の証明書となります。
この「接種済証」は再発行できませんので、紛失しないよう、母子健康手帳等とともに保管してください。
(注記)町田市で発行できる「予防接種証明書」は、「定期予防接種」を対象としたものであり、「任意予防接種」である男性向けHPV感染症予防接種については、証明の対象外です。
その他
男性向けHPV感染症予防接種について、更に調べたい方は、以下をご参照ください。
- この記事に関するお問い合わせ先
-
保健所保健予防課保健予防係
電話 042-725-5422
ファックス 050-3161-8634このページに関するご意見については、こちらからお問い合わせください。
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