おうちでごはん〜ひとり親家庭のコミュニケーションと笑顔を増やしたい!手作りのお弁当を配達します!〜
更新日:2024年11月11日
ガバメントクラウドファンディングに取り組んでいます
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「おうちでごはん事業」では、通年のふるさと納税による寄附のほか、期間限定でガバメントクラウドファンディングによる寄附を募集しています。
少しでも多くの親子が「おうちでごはん事業」を利用できるよう、皆様のご協力をお願いいたします。
実施期間 2024年11月11日(月曜日)~2025年2月8日(土曜日)
目標金額 200万円
寄附のご協力をいただける方は、こちらへお願いいたします。
ひとり親家庭のコミュニケーションと笑顔を増やしたい!手作りのお弁当を配達します!
「おうちでごはん」の概要
「おうちでごはん」事業は、町田市社会福祉協議会が町田市の補助金を活用して実施しています。経済的に厳しいひとり親家庭を対象に、地域のボランティアの皆さんにご協力いただき、2週間に1回、お弁当を配達しています。お弁当だけでなく、地域のボランティアの皆さんや社会福祉協議会の職員が、子ども食堂の情報をはじめとする地域の情報をお届けしています。
~ときどきでもいい おうちに着いたら お母さんとゆっくり話したい~
「おうちでごはん」がうまれた背景
「”なんでママはたくさん働いているの?”と子どもに聞かれましたが、うまく答えられませんでした」
これは、応募されたひとり親の方からのメッセージです。
他にも、「いつも仕事で帰りが遅く、そこからごはんの仕度をして、お風呂に入れて、気付いたら22時を超えています」「子どもと一緒の時間を作ることがあまりできずに申し訳なく思っています」という切実な声が寄せられています。
町田市が以前実施したアンケート調査では、「親子間でのコミュニケーションの機会が少ない」といった悩みが見られたほか、「相談相手を必要としている保護者が多い」ことがわかりました。
「おうちでごはん」のお弁当が届くまで
1 配達日は、14時過ぎにボランティアの皆さんが集合して準備を始めます。多い時で、1回に70食近くのお弁当を作ります。
2 市内でお料理教室を主宰されている方がボランティアでメニューを考えています。子どもでも食べやすいよう、味付けにも工夫している他、野菜やフルーツを多く取り入れています。
3 できあがったお弁当は、おうちでごはん専用のナプキンに包みます。
4 安心して食べて欲しい。そのために、世帯ごとに専用の保冷バッグに入れます。
5 お弁当の準備ができたら、配達担当のボランティアさんにお弁当をお渡しします。
6 ボランティアの皆さんが、受け持ちの家庭にお弁当を届けます。お弁当を届けるだけでなく、ちょっとしたコミュニケーションを取って欲しいという思いもあります。
7 ボランティアの皆さんが直接手渡ししますので、ご家族の状況を確認することができます。
8 毎回、親子がワクワク・ドキドキしながらお弁当箱を開ける光景が目に浮かびます。
9 ひとり親の方の家事負担を少しでも減らして、お弁当を食べながら、いっぱい、いっぱいコミュニケーションをとって欲しい。それが、私たちの願いです。
たくさんの「ありがとう」が届いています!
利用者(ひとり親家庭)からのメッセージ
「おうちでごはん」を利用された方から、毎回多くのメッセージカードが届いています。
【その他の主なメッセージ】
・いつも美味しいご飯をありがとうございます。自分では中々作らないおかずを子どもが「おいしー!」と食べているのを見て、これ好きなんだなぁと気付くことができました。知らない間に食べられるものが増えていて少し感動しました。また、お願いします。
・子どもと一緒に「美味しいね」と過ごせる時間が幸せに感じました。仕事で疲れて帰ってすぐに、ご飯があるのがありがたいです。外食ができないので外食している感じがして嬉しかったです。ごちそうさまでした。
・お弁当すっごくおいしかったです!春雨サラダが一番おいしかったのでまた食べたいです。次回のお弁当を今から楽しみにしています(^-^)これからもよろしくお願いいたします
・今日もおいしいおべんとうをありがとうございます。ピーマンは少しにがてだけど、がんばってたべれました。またおいしいごはんをまっています。
利用者(ひとり親家庭)さんのインタビュー
2023年度に利用されている利用者さんの声を紹介します
―普段の一日の流れを教えてください。
5:30 起床 朝の支度をする
8:00 家を出発
8:30 勤務開始
18:00 帰宅 夕飯づくり、食器洗い、洗濯などの家事
20:00 一息つく。子どもの宿題を聞く、お風呂に入るなど
22:00 やっとゆっくりできる時間ができる
―おうちでごはんのある日はどう過ごしていますか。
18:10頃にお弁当が届きます。
その日は、子どもたちがお風呂から出てくるのを、ご飯を温めて待っています。
お弁当の日は必ず私も座って一緒に同じものを頂きながら話しています。
後片付けも楽なので、子どもとじゃれたりお話を聞く時間がとれます。
―おうちでごはんの魅力は何ですか。
夕飯のメニューを考えなくて良いということもあるし、夕飯作らなくて良いんだと考えると朝の時点で気持ちが楽です。早く帰らなきゃとか、買い物行かなきゃというのが全くないので一日気持ちが楽になります。
―この事業を通じて感じたことは何ですか。
毎日贅沢もできないし外食もできないので、誰か違う人のご飯が食べられるというのはありがたいし、助けてくれる人がいるんだなっていうのをすごく感じました。
自分が選んだ道で子どもたちに寂しい思いをさせているなと思っているので、自分が頑張らなくちゃって、ひとり親の皆さんは考えていると思います。「甘えてはいけない」とか、「自分が選んだ道なのに、疲れちゃったとか言っちゃいけないよな」とか思っているところに、ありがたく助けてくださる人がいる。力になりたいと言ってくれる人がいることを感じて、気持ちが楽になりました。
―最後に一言。
とてもありがたく、感謝しかないです。他の言葉が見つかりません。これからもよろしくお願いします。
ボランティアさんインタビュー
「おうちでごはん」にご協力いただいているボランティアさんの声を紹介します。
インタビュー1:配達ボランティア 長谷さん
―配達ボランティアを始めたきっかけを教えてください。
子ども食堂をやっていて、ひとり親の方の大変さも分かっていたので、是非出来ることであれば協力したいなと思ったことがきっかけでした。
―ボランティアのやりがいは何ですか。
つながりですね。地域とつながる機会を得て、なおかつ喜んで頂ける。お弁当を渡しても感謝されますし、情報を渡すだけでも感謝される。今は1年だけのお付き合いでも、子ども食堂につながったり、その先があるのはありがたいし楽しみでもあります。
―印象に残っていることはありますか
3階にお住まいの方が、お弁当配達の時間になったら下まで降りて待っていてくれていました。親子3人で下まで降りて来てくれた。それは本当に嬉しかったですね。
―この事業に期待することはありますか。
ひとり親の方はフルで働かなければいけない人が多いと思います。社会との関わりが仕事だけであったり、地域との関わりを持つ機会が少ない人もいると思いますので、この事業を通じて地域とのつながりの一歩にでもなればと思っています。
―最後に一言おねがいします。
良いことづくめの事業だと思います。親子との時間も取れる、食育も出来る、笑顔も出来るので、この事業に賛同して頂き、地域の輪が広がることにご協力頂けたらと思います。
―ありがとうございました。
インタビュー2:調理ボランティア 花城さん
―調理ボランティアを始めたきっかけを教えてください。
悠々学園の副理事をやっていたこともあり、このような活動をしていたことは知っていたため、私もやってみようかなと思ったことがきっかけです。
孫の保育園への送り迎えとかをしていたのですが、孫が小学1年生にあがり時間が出来たので何かお手伝いしたいなと思い始めました。
―ボランティアを始めてみてどうですか。
お弁当を詰めていても、子どもたちの笑顔が目に入るようで、今日のお弁当喜んでくれるかなと思いながら作るからとっても楽しいです。また、メッセージカードを見たときには涙が出ました。
―花城さんのやりがいは何ですか。
お年寄りはやることがあるって大事なことだと思う。何か頼まれると嬉しいし、少しでも役に立っていると思うと生き甲斐になります。90歳代のボランティアの方もいるので、こうありたいなという目標にもなります。
―この事業をどう思いますか。
利用する方にとって、とても嬉しいことだと思います。月に2回でも今日はご飯を作らずにおしゃべり出来るというのは嬉しいと思います。
―最後に一言お願いします。
子どもたちが喜んで待っていますし、保護者の笑顔も見ることが出来ます。これからもひとり親家庭の方の笑顔を作ることに少しご協力を頂けたらと思います。
―ありがとうございました。
インタビュー3:三浦さんご夫婦
(左)三浦奈穂子さん (右)三浦寿夫さん
-配達ボランティアをやろうとしたきっかけを教えてください。
(寿夫さん)おうちでごはんの趣旨が良いなと思いました。
(奈穂子さん)ひとり親で働いているお母さんが、帰宅したら子どもとしゃべりながらごはんを食べられる、時間を共有できるというのが新しい感じで良いなと思いました。
-配達時の子どもや保護者の様子はどうですか。
(寿夫さん)子ども達の緊張が解けたのが3回目ぐらいでした。段々とはっきり挨拶するようになったし、顔もちょっと笑うようになりました。
(奈穂子さん)「あっ、弁当きた!」「お腹減ったよー」と言って出てきてくれる子どももいました。
-最後に、何かメッセージをお願いします。
(寿夫さん)地域でお互いに助け合えることがあると思いますので、是非、心を開いてもらえると良いなと思います。
(奈穂子さん)もっとこう、地域で相談すれば適切な相談先につながる仕組みがあると良いですね。
-ありがとうございました。
インタビュー4:柿澤さんご夫婦
(左)柿澤美代子さん (右)柿澤治さん
-これまでを振り返っての感想を教えてください。
(美代子さん)運搬ケースが重いので、雨の日は少し大変です。最近だと夜が暗いので、運転する際は気を遣っています。それでも、やりがいがあります。お弁当を持って訪ねていくと、必ず待っていてくれますし、子どもたちも「おいしかった」と感想を言ってくれます。
(治さん)私は、妻から声をかけられて一緒にやるようになりました。やっていて細かい大変なことはあります。しかし、お子さんやお母さんから「おいしかった」「ありがとう」と言われたら、私たちにとって何よりも嬉しいですね。
-お二人が配達に来ることを楽しみにされているご家庭が多いようですね。
(美代子さん)「いくつ?」「何年生?」と気軽に話しかけています。慣れてくると、保護者から相談を受けることがあります。先日都合により従事できなかったことがあったのですが、次に配達した際に、配達先の親子から逆に心配されてしまいました。
-これまでに嬉しかったことを教えてください。
(美代子さん)お弁当を配達した時に、子ども達が駆け寄ってきてくれることですね。
(治さん)仕事が終わって帰宅してからごはんを作るのは大変だと思います。その点では、喜んでもらえて良かったと思います。
-最後に一言お願いします。
(美代子さん・治さん)利用できる制度は利用して欲しいですね。何かあれば、ちょっとした相談とかしてもらえると嬉しいです。
-ありがとうございました。
ボランティアさんを募集しています
お弁当を作るボランティアさん、お弁当を配達するボランティアさんを募集しています。
詳細につきましては、町田市社会福祉協議会へお問い合わせください。
【ボランティアさんについてのお問い合わせ】
社会福祉法人 町田市社会福祉協議会
(電話)042-722-4898
(ファックス)042-723-4281
(メール)chiiki@machida-shakyo.or.jp
「38,635,399円」〜これまでにご寄附いただいた金額〜
2018年度は通常のふるさと納税で1,490,000円、2019年度は通常のふるさと納税・ガバメントクラウドファンディングをあわせて4,397,000円のご寄附をいただきました。
2019年度に実施したガバメントクラウドファンディングの結果はこちらから
2020年度は通常のふるさと納税・ガバメントクラウドファンディングをあわせて5,065,000円のご寄附をいただきました。
2020年度に実施したガバメントクラウドファンディングの結果はこちらから
2021年度は、通常のふるさと納税・ガバメントクラウドファンディングをあわせて11,042,400円のご寄附をいただくことができました。
2021年度に実施したガバメントクラウドファンディングの結果はこちらから
2022年度のガバメントクラウドファンディング
2022年度は、通常のふるさと納税・ガバメントクラウドファンディングをあわせて5,954,999円のご寄附をいただくことができました。
2022年度に実施したガバメントクラウドファンディングの結果はこちらから。
2023年度のガバメントクラウドファンディング
2023年度は、通常のふるさと納税・ガバメントクラウドファンディングをあわせて10,686,000円のご寄附をいただくことができました。
2023年度に実施したガバメントクラウドファンディングの結果はこちらから。
ご寄附(ふるさと納税)の使い道と事業スケジュール
ご寄附(ふるさと納税)の使い道
いただきましたご寄附の全額を、町田市から町田市社会福祉協議会への補助金として活用させていただきます。
【主な使い道】
- 子どもと保護者へお届けするお弁当の食材費
- お弁当箱や保冷バッグ等の消耗品費
- 事業広報費
- 配達管理、問い合わせ対応を行うための人件費
- その他「おうちでごはん」運営費用
【注意事項】
事業費総額を上回るご寄附をいただいた場合は、「まちだ未来づくり基金」に積み立てし、「おうちでごはん」のみに活用させていただきます。
事業スケジュール
2週間に1回、お弁当を無料でお届けします!(年間24回)
2024年2月~4月中旬:利用者募集、選考、事前個別対応
2024年4月下旬以降:お弁当の配達、相談対応・地域情報の提供
ふるさと納税の手続き方法は、町田市ホームページでご案内しています
- この記事に関するお問い合わせ先
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子ども生活部子ども家庭支援課
電話 042-724-4419
ファックス 050-3101-9631このページに関するご意見については、こちらからお問い合わせください。
https://kosodate-machida.tokyo.jp/cgi-bin/inquiry.php/9
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