おやつについて
更新日:2020年07月01日
お子さんのむし歯予防を考える上で、おやつの内容や与え方を見直すことも大切です。
お砂糖が多く含まれた飲食物を頻回に摂取していると、むし歯の原因につながりやすいです。
子どものおやつのポイント
1.時間を決めて与えましょう。
1~2歳では1日2回、3歳以上は1日1回 がめやすです。
2.栄養を補う内容のものを選びましょう。
小さなおにぎりや乳製品、果物などがおすすめです。
3.食事に響かない量にしましょう。
1日に必要なエネルギーの10~15%をめやすにしましょう。(1-2歳:150kcal 3歳以上:150~200kcal程度)
4.甘いお菓子やジュースはできるだけ控えましょう。
お砂糖が多い飲食物は、週に1~2回以内が望ましいです。日常の水分摂取は水か無糖のお茶が好ましいです。
ダラダラ食いに注意しましょう!
◎おやつは時間を決めて与えることが大切
糖分を摂取すると、お口の中はいっきに酸性に傾きます。その間、歯は溶かされてしまいますが、唾液の働きによって徐々に中性に戻ります。しかし、ダラダラ食いのように頻回に糖分を摂取してしまうと、この唾液の働きが間に合わず、お口の中は酸性の状態が続き、歯はどんどん溶かされてしまいます。
むし歯にしないための工夫
- ジュースをよく飲むお子さんには、水で薄めて砂糖の摂取量を抑えるとともに、薄味に慣れさせていきましょう。
- 1歳半頃を過ぎても夜間の母乳を継続している場合、むし歯のリスクが高くなります。母乳を継続する場合は、甘味飲食物の摂取をできるだけ控え、歯みがきもしっかり行いましょう。
- むし歯が心配な方は、代用甘味料(糖アルコール、非糖質甘味料など)を使用したものを上手に取り入れることで、むし歯のリスクを抑えることができます。ただし、摂りすぎは下痢を引き起こしたりするため注意してください。
キシリトールについて
どのようなもの?
糖アルコールの一種で、多くの食品に用いられています。
特徴
- むし歯菌に取り込まれても酸が作られないため、むし歯の原因にならない
- 歯垢の量と付着性を減らす
取り入れる前に知っておきたいこと
- 摂りすぎると下痢を起こすことがあります。体質に合うかどうかも確認しましょう。
- キシリトールの配合量が50%以上で、砂糖などの発酵性の甘味料が入っていないガムかタブレットでないと効果が低くなります。【計算方法:キシリトール(g)÷炭水化物(g)×100】
- 甘味度が高いため、頻回な摂取は甘味嗜好にしやすい可能性があります。
◎キシリトールは、甘味飲食物の摂取頻度が多くなりがちな方や、むし歯のリスクを抑えたい方が甘味菓子の代用として取り入れることで、上手に利用することができます。
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保健所保健予防課歯科保健係
電話 042-725-5414
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