おうちでごはん〜ひとり親家庭の親子にお弁当を配達!親子のコミュニケーションと笑顔を増やします〜
更新日:2022年06月13日
「おうちでごはん」の概要 ※2022年度の利用者募集は終了しました。
おうちでごはんは、町田市社会福祉協議会が町田市の補助金を活用して2019年度から開始しました。経済的に厳しいひとり親家庭の親子を対象に、ボランティアさんにご協力いただき、2週間に1回、お弁当を配達しています。
お弁当をお届けするだけでなく、地域のボランティアさんや社会福祉協議会の職員とつながることで、地域で安心して生活できるように支援します。
画像をクリックすると「おうちでごはん」の取り組み内容を紹介する動画をご覧いただけます。
(動画提供元:町田市社会福祉協議会)
「おうちでごはん」が生まれた背景

「毎日忙しく、夕食の支度や家事で、子どもとのコミュニケーションが取りづらい」
「1人での子育ては、かなりしんどい」
「人とつながったり、相談にいったりということが苦手」
これらは、おうちでごはん事業に応募された、ひとり親の方たちからのメッセージです。
町田市が2016年度に実施したアンケートでも、「保護者は相談相手を必要としている世帯が多い」「親子間でのコミュニケーションの機会が少ない」といった悩みが見られました。
また、保護者が毎日の忙しさに追われてしまい、家族で一緒に過ごす時間が少ないという状況も見られました。
自宅にお弁当が届くまで

1 配達日は、14時過ぎにボランティアさんが集合して準備を始めます。多い時で、1回に60食近くのお弁当を作ります。

2 市内でお料理教室を主宰されている方がボランティアでメニューを考えています。子どもでも食べやすいよう、味付けにも工夫しています。

3 できあがったお弁当は、おうちでごはん専用のナプキンに包みます。

4 安心して食べて欲しい。そのために、世帯ごとに専用の保冷バックに入れます。

5 お弁当の準備ができたら、配達担当のボランティアさんにお弁当をお渡しします。

6 お届けする世帯にあわせて、担当のボランティアさんを決めています。お弁当を届けるだけでなく、ちょっとしたコミュニケーションを取って欲しいという思いもあります。

7 担当のボランティアさんが直接手渡ししますので、ご家族の状況を確認することができます。

8 毎回、親子がワクワク・ドキドキしながらお弁当箱を開ける光景が目に浮かびます。

9 ひとり親の方の家事負担を少しでも減らして、お弁当を食べながら、いっぱい、いっぱいコミュニケーションを取って欲しい。それが、私たちの願いです。
「おいしいやつがきた!」-子どもや保護者からのメッセージ-
新型コロナウイルスの影響により地域の子ども食堂が活動を休止する中で、おうちでごはん事業では、衛生対策を徹底した上で実施しています。利用された方から毎回多くのメッセージカードが届いています。






この他にも多くのメッセージが届いています
- いつもは夕方バタバタしていますが、おうちでごはんの日は、娘と公園や図書館などに行く時間を持つことができました。
- 仕事の後、夕食の準備がないので本当に助かっています!
- いつも遅くまでお弁当の配達ありがとうございます。コロナもあり訪問は不安だと思いますが、よろしくお願いします。
- お弁当を開けて、たくさんのおかずが入っているなんてビックリしました。
- 普段なかなか用意できないフルーツに、子ども達は大喜びしています。
地域のボランティアさんにご協力いただいてます
配達ボランティアさんとして活動されている2組の方へのインタビュー内容をご紹介します。
ボランティアさんへのインタビュー1

(左)三浦奈穂子さん (右)三浦寿夫さん
-配達ボランティアをやろうとしたきっかけを教えてください。
(寿夫さん)おうちでごはんの趣旨が良いなと思いました。
(奈穂子さん)ひとり親で働いているお母さんが、帰宅したら子どもとしゃべりながらごはんを食べられる、時間を共有できるというのが新しい感じで良いなと思いました。

-配達時の子どもや保護者の様子はどうですか。
(寿夫さん)子ども達の緊張が解けたのが3回目ぐらいでした。段々とはっきり挨拶するようになったし、顔もちょっと笑うようになりました。
(奈穂子さん)「あっ、弁当きた!」「お腹減ったよー」と言って出てきてくれる子どももいました。

-新型コロナウイルスの影響はありますか。
(奈穂子さん)「仕事が減った」という声が聞かれます。あと、気持ちに余裕がない保護者の方もいらっしゃるような印象を受けています。
(寿夫さん)私たちが配達する際は、消毒用アルコールを用意して対策を徹底しています。
-最後に、何かメッセージをお願いします。
(寿夫さん)地域でお互いに助け合えることがあると思いますので、是非、心を開いてもらえると良いなと思います。
(奈穂子さん)もっとこう、地域で相談すれば適切な相談先につながる仕組みがあると良いですね。
-ありがとうございました。
ボランティアさんへのインタビュー2

(左)柿澤美代子さん (右)柿澤治さん
-これまでを振り返っての感想を教えてください。
(美代子さん)運搬ケースが重いので、雨の日は少し大変です。最近だと夜が暗いので、運転する際は気を遣っています。それでも、やりがいがあります。お弁当を持って訪ねていくと、必ず待っていてくれますし、子どもたちも「おいしかった」と感想を言ってくれます。
(治さん)私は、妻から声をかけられて一緒にやるようになりました。やっていて細かい大変なことはあります。しかし、お子さんやお母さんから「おいしかった」「ありがとう」と言われたら、私たちにとって何よりも嬉しいですね。

-お二人が配達に来ることを楽しみにされているご家庭が多いようですね。
(美代子さん)「いくつ?」「何年生?」と気軽に話しかけています。慣れてくると、保護者から相談を受けることがあります。先日都合により従事できなかったことがあったのですが、次に配達した際に、配達先の親子から逆に心配されてしまいました。

-これまでに嬉しかったことを教えてください。
(美代子さん)お弁当を配達した時に、子ども達が駆け寄ってきてくれることですね。
(治さん)仕事が終わって帰宅してからごはんを作るのは大変だと思います。その点では、喜んでもらえて良かったと思います。
-最後に一言お願いします。
(美代子さん・治さん)利用できる制度は利用して欲しいですね。何かあれば、ちょっとした相談とかしてもらえると嬉しいです。
-ありがとうございました。
ボランティアさんを募集しています

お弁当を作るボランティアさん、お弁当を配達するボランティアさんを募集しています。
詳細につきましては、町田市社会福祉協議会へお問い合わせください。
【ボランティアさんについてのお問い合わせ】
社会福祉法人 町田市社会福祉協議会
(電話)042-722-4898
(ファックス)042-723-4281
(メール)chiiki@machida-shakyo.or.jp
「21,994,400円」〜これまでにご寄付いただいた金額〜
2018年度は通常のふるさと納税で1,490,000円、2019年度は通常のふるさと納税・ガバメントクラウドファンディングをあわせて4,397,000円のご寄付をいただきました。
2019年度に実施したガバメントクラウドファンディングの結果はこちらから
(ふるさとチョイス特設ページへ)
2020年度は通常のふるさと納税・ガバメントクラウドファンディングをあわせて5,065,000円のご寄附をいただきました。
2020年度に実施したガバメントクラウドファンディングの結果はこちらから
(ふるさとチョイス特設ページへ)
2021年度は、通常のふるさと納税・ガバメントクラウドファンディングをあわせて11,042,400円のご寄附をいただくことができました。
ご協力いただきました皆様に、改めて御礼申し上げます。
2021年度に実施したガバメントクラウドファンディングの結果はこちらから
(ふるさとチョイス特設ページへ)
いただいたご寄付の使い道

いただきましたご寄附の全額を、町田市から町田市社会福祉協議会への補助金として活用させていただきます。
【主な使い道】
- 子どもと保護者へお届けするお弁当の食材費
- お弁当箱や保冷バック等の消耗品費
- 事業広報費
- 配達管理、問い合わせ対応を行うための人件費
- その他「おうちでごはん」運営費用
※事業費総額を上回るご寄付をいただいた場合は、「まちだ未来づくり基金」に積み立てし、「おうちでごはん」のみに活用させていただきます。
ふるさと納税の手続き方法は、町田市ホームページでご案内しています
国際ソロプチミスト町田様からご寄附をいただきました

この度、「国際ソロプチミスト町田様」から、団体様からは初となるご寄附をいただきました。
国際ソロプチミスト町田様は、社会的・経済的エンパワメントを通じて、女性と女児の生活を向上するために活動している女性による奉仕団体です。
【あわせてご覧ください】地域の子ども食堂
- この記事に関するお問い合わせ先
-
子ども生活部子ども家庭支援センター
電話 042-724-4419
ファックス 050-3101-9631このページに関するご意見については、こちらからお問い合わせください。
https://kosodate-machida.tokyo.jp/cgi-bin/inquiry.php/9
市へのご意見については、こちらからお問い合わせください。