「アスリートコラボ給食献立-アスこん!-」の実施
更新日:2024年07月29日
スポーツの秋にちなみ、リオデジャネイロ五輪で陸上1万メートル代表として活躍された町田市出身のアスリート、関根花観さんの現役時代の食事を基に作成した給食を小学校で提供しました。
関根花観さんからは、現役時代の食生活の内容や児童に向けたメッセージをいただいき、給食指導や給食だよりなどで活用し、児童に提供しました。
関根花観さんから児童に向けたメッセージ
私は皆さんと同じように町田で生まれ育ち、中学生で陸上競技に出会い、その後、女子10000メートルで日本代表になり、リオデジャネイロオリンピックに出場することができました。
現役時代を振り返ってみると、競技の結果を出すためには、何より日々の食事が大切っだたと思います。もちろん、練習や休養も大切なのですが、筋肉や骨、内臓の成長を促したり、壊れてしまった身体の組織を治したり、運動するためのエネルギーを補給するためには、やはりバランスの取れた食事が必要不可欠です。食事をおろそかにしている選手と、食事に気を使いながらしっかりと管理している選手とでは、パフォーマンスにもおおきな違いが出てきます。
アスリートに限らず、小学生の皆さんが毎日を健康に元気よく過ごすためにも、3食しっかりと食べることはとても大事なことです。栄養満点の美味しい給食をしっかり食べて、元気過ごしましょう。
▲懐かしの5年生の教室で給食を召し上がりました
献立と運動時の栄養のポイント
▲ごはん、サバのから揚げ名古屋風みそだれ、シャキシャキ梅サラダ、野菜とお麩のまろやか豆乳汁、牛乳
【子どもたちの感想】
◆さばのから揚げがおいしかった。
◆豆乳汁が具がたくさん入っていておいしかったです。栄養満点でした。
◆アスリート給食をまた作ってください。
献立名 |
献立のポイント |
運動時の栄養ポイント |
ごはん |
ご飯などの主食は、日常生活や運動を行うためのエネルギー源となるため、しっかりと摂っていたとのことです。 ・トラックレース前日:どんぶり1杯分 ・マラソンレース1週間前から:どんぶりでごはんを食べたり、炭水化物を多めに摂ったります。 |
主食(炭水化物)の量が少ないと競技後半でバテたり、疲労感の原因になります。持久力が要求される運動ほど、主食の割合を多くする必要があります。 |
さばのからあげ名古屋風みそだれ |
関根さんの好きな食べ物に、魚(特にさば・うなぎ)と愛知県の「みそかつ」があります。さばのから揚げに、名古屋風にするために赤だし(八丁味噌)を使用したみそだれをかけます。ミネラルが豊富な黒砂糖を使用します。 |
さばに含まれる、「EPA」は、血液をサラサラにする働きがあり、持久力の向上や、筋肉痛の軽減に効果があります。黒砂糖には、血液に必要な鉄、骨や歯を作るカルシウム、筋肉や神経の働きを調整するマグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれています。 |
シャキシャキ梅サラダ |
ご飯のお供に梅干しをよく食べていたとのことです。梅干しをドレッシングに使用したサラダです。鉄を摂るために、切干大根とのりを使用します。 |
梅干しに含まれるクエン酸は疲労回復に効果があります。汗とともにミネラルやビタミンが体外に出てしまうので、野菜をしっかりと摂ります。 |
野菜とお麩のまろやか豆乳汁 |
たんぱく質を摂るために、汁物にお麩がよく入っていたとのことです。 たんぱく質、鉄、カルシウムを摂るために、豆乳を使用します。白みそを使うことで、塩分が抑えられます。 |
たんぱく質は、筋肉の成長とトレーニング後に傷ついた筋肉を修復するためにしっかりと摂ります。 鉄が不足すると貧血や持久力の低下を招きます。 |
★★アスリートコラボ給食献立-アスこん!-のレシピはこちら★★
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