プレコンセプションケアを知っていますか?
更新日:2024年10月11日
プレコンセプションケアとは若い男女が将来の妊娠やライフプランを考え、日々の生活や健康に向き合うことです。
プレコンセプションケアは、女性だけでなく、女性の健康を支えるパートナーやご家族にも知っていただきたいことです。
プレコンセプションケアの目的
- 若い世代の健康を増進し、より質の高い生活を実現してもらうこと
- 若い世代の男女が将来、より健康になること
- 上記の実現によって、より健全な妊娠・出産のチャンスを増やし、次世代の子どもたちをより健康にすること
健康でいるための生活習慣~生活を整えましょう~
適切な体重管理
やせ(BMI18.5未満)は、貧血、骨粗しょう症の原因になるだけでなく、低出生体重児等の要因になります。
肥満(BMI25以上)は、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群等などのリスクを高めます。
ご自身のBMIを確認し、適正体重を心がけましょう。
BMI(体格指数)=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
栄養バランスを整える~食事の基本は主食・主菜・副菜~
食事の基本は、主食・主菜・副菜をそろえて食べることです。
日頃からバランスの良い食事を心がけましょう。
適度な運動をとり入れる
運動は、心身の健康に良い影響を与えます。
プレコンセプションケアでは、1週間に150分の運動を目安にしています。
今よりも毎日10分長く歩いたり、適度な運動を続けましょう。
ストレスをため込まない
過度のストレスは、抑うつや不安の原因になったり、ホルモンバランスが乱れたりする等、心身の健康に影響を及ぼします。
ストレスをため込まないように、自分にあった解消法を見つけておきましょう。
アルコールは控えめに
妊娠中や授乳中はお酒を控えましょう。妊娠中の飲酒は少量であっても生まれてくる赤ちゃんの発育(特に脳)に悪影響を与えます。普段から節度ある適度な飲酒量を心がけましょう。
女性の普段の適量は、チューハイ(アルコール度数5%)なら250ml程度
禁煙する&受動喫煙を避ける
タバコは、男女ともに不妊症のリスクが増加し、特に妊娠中の喫煙や受動喫煙は流産や早産、低出生体重児の確率を高めます。現在喫煙している方は、妊娠する前に完全に禁煙しましょう。
感染症を予防しましょう
感染症の中には、不妊の原因になったり、妊娠中にかかると赤ちゃんの健康に悪い影響を与えるものがあります。
日頃から感染症について正しい知識を身につけましょう。パートナー間で、感染症の予防や治療に取り組むことが大切です。
性感染症を予防する
性感染症の中には、不妊の原因になったり、妊娠中に感染するとおなかの中の赤ちゃんの健康に影響するものがあります。予防について知識をもち、感染予防対策を行いましょう。また、感染の心配がある場合は、受診や検査をしましょう。
保健所では、無料で性感染症の相談や検査(HIVと梅毒の検査)を実施しています。
予防接種を受ける
妊娠中に風しんに感染すると、おなかの中の赤ちゃんが影響を受ける場合があります。抗体価が低い場合は、妊娠前に予防接種を受けましょう。
プレコンセプションケア・チェックシート~もっとすてきな自分に、そして未来の家族のために~
現在の自分の健康状態について振り返りましょう。
チェックシートは女性用・男性用があります。ぜひ試してみてください。
プレコンノート~若いうちから知っておきたい「ヘルスケア」の知識とケア
今の自分を知り、理想の人生を考えるためにぜひ、お読みください。
引用:国立成育医療研究センター「プレコンセプションケアセンター」(外部リンク)
スマート保健相談室(若者の性や妊娠などの健康相談支援サイト)
男女ともに性や妊娠に関する正しい知識を身につけ、健康管理を促す「プレコンセプションケア」の推進のため、こども家庭庁が公開しています。
東京都の取組
東京都では、若い世代がプレコンセプションケアに興味・関心を持ち取り組むきっかけとなるような講座と妊娠・出産前のヘルスチェック支援を実施しています。
- この記事に関するお問い合わせ先
-
保健所保健予防課母子保健係
電話 042-725-5471
ファックス 050-3161-8634このページに関するご意見については、こちらからお問い合わせください。
https://kosodate-machida.tokyo.jp/cgi-bin/inquiry.php/13
市へのご意見については、こちらからお問い合わせください。