ロタウイルス感染症
更新日:2021年04月01日
2020年10月1日から、ロタウイルス感染症ワクチンが定期予防接種になりました。
※任意接種で接種したことがある場合は、すでに接種した回数分の接種を受けたものとみなします。(例:8月1日以降に生まれたお子さんが9月に1回目の予防接種を任意接種として実施、2回目を10月1日以降に定期接種する場合、すでに1回目は接種済みとみなします。)
※10月1日以前に任意接種された分については公費助成の対象となりませんのでご注意ください。(費用の払い戻し制度もありません)
ロタウイルス感染症について
ロタウイルスへの感染により起こる乳幼児期にかかりやすい胃腸炎の一つです。ロタウイルスは感染力が強く、ごくわずかなウイルスが体内に入るだけで感染してしまいます。主な症状は、下痢、吐き気、嘔吐(おうと)、発熱、腹痛であり、通常1週間程度続きます。脱水症状がひどくなると入院治療が必要になることがあり、まれにけいれんや脳炎、脳症を引き起こすことがあります。
ロタウイルスワクチンについて
ロタウイルスワクチンは、ロタウイルスの胃腸炎の発症そのものを約8割減らし、入院するような重症化のほとんどを予防できます。ただし、ロタウイルス以外の原因による胃腸炎には予防効果を示しません。
ロタウイルス感染症ワクチンには「ロタリックス」と「ロタテック」の2種類があり、どちらも飲むワクチンです。医師と相談の上、どちらか一つを選んで接種してください。どちらのワクチンも安全性やロタウイルスに対する予防効果に違いはありません。
※両方のワクチンを接種することはできません。必ず1回目と同じワクチンを続けて接種してください。
対象者及び標準的な接種間隔・回数
2020年8月1日以降に生まれたお子さんが定期接種の対象です。
接種するワクチンによって、接種回数が異なります。
ロタリックス(1価)
1回目の接種を出生14週6日までに行います。終了後、27日以上の間隔を置いて2回目の接種を行います。
1回目の接種を出生15週以降に受けることはお勧めしていません。
ロタテック(5価)
1回目の接種を出生14週6日までに行います。終了後、27日以上の間隔を置いて2回目の接種を行い、2回目の接種から27日以上の間隔を置いて3回目の接種を行います。
1回目の接種を出生15週以降に受けることはお勧めしていません。
接種上の注意事項
月齢が進むと、腸重積症にかかりやすくなります。そのため、腸重積症の起こりにくい早めの時期にできるだけ接種を受けましょう。
1回目の接種を出生15週以降に受けることはお勧めしていません。
接種後の注意事項
ワクチン接種後1~2週間は腸重積症に注意してください。腸重積症は、腸が腸に入り込み閉塞状態になる病気で、速やかな治療が必要です。
いつもと様子が違ったり、次のような症状が1つでも見られれば、速やかに接種した医療機関を受診してください。接種した医療機関とは別の医療機関を受診する場合は、このワクチンを接種したことを医師に伝えてください。
注意が必要な症状
- 機嫌が良かったり不機嫌になったりを繰り返す
- 嘔吐(おうと)を繰り返す
- 突然激しく泣く
- ぐったりして顔色が悪くなる
- 便に血が混じる
- 腹部膨満感
実施医療機関
町田市内の指定医療機関(以下のページをご覧下さい)
八王子市・日野市・多摩市・稲城市・相模原市内の指定医療機関(以下のページをご覧ください)
町田市・八王子市・日野市・多摩市・稲城市・相模原市内の指定医療機関以外(以下のページをご覧ください)
診療時間等はこちらをご覧ください
各医療機関の情報を掲載しています。
接種方法
事前に医療機関へ予約し、母子健康手帳を持参して接種してください。
母子健康手帳の持参がないと、原則として接種できません。
個別通知時期
生後1か月になる月の末ごろ
(町田市における予防接種の受け方についてのご案内も同封します。)
関連情報
国立感染症研究所・感染症情報センター「予防接種のページ」(外部サイト)
各予防接種に関する情報を提供しています。
その他の定期の予防接種
四種混合<DPT-IPV>(ジフテリア、百日せき、破傷風、不活化ポリオ)
- この記事に関するお問い合わせ先
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保健所保健予防課保健予防係
電話 042-725-5422
ファックス 050-3161-8634このページに関するご意見については、こちらからお問い合わせください。
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