子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)

更新日:2023年03月28日

こちらのページでは、定期接種、キャッチアップ接種についてご案内しています。

これまで町田市が接種の案内を控えていた時期の接種機会(定期接種)を逃し、その後自費で予防接種受けた方に対しては、接種費用の全部または一部を助成します。詳細につきましては、以下のリンク先をご参照ください。

HPV(ヒトパピローマウイルス)とは

ヒトパピローマウイルス(以下、「HPV」という。)は、女性の多くが一生に一度は感染するといわれるウイルスです。

感染してもほとんどの人は自然に消えますが、一部の人でがんになってしまうことがあります。

感染してもすぐにがんになるわけではなく、数年から数十年かかってがんに進行し、子宮の出口に近い部分(子宮頚部)にできるがんが子宮頸がんです。子宮頸がんは、若い世代の女性のがんの中で多くを占めるがんです。

HPVワクチンについて

HPVワクチンは、子宮頸がんの原因となるウイルスの感染を防ぐことができます。

HPVワクチンは3種類あります

「サーバリックス」(2価)、「ガーダシル」(4価)、「シルガード9」(9価)の3種類があります。(注)

間隔をあけて、同じ種類のワクチンを合計3回接種(筋肉注射)します。

どのワクチンを接種するか、希望するワクチンを取り扱っているか等につきましては、医療機関にお問い合わせください。

 

(注)「シルガード9」(9価)について

【接種費用】

  • 2023年3月31日までは、任意接種の扱いのため、全額自己負担が必要です。
  • 2023年4月1日以降は、定期予防接種となり、公費負担(自己負担なし)です。

【交互接種】

原則として同じ種類のワクチンを接種することをお勧めしますが、医師と相談のうえ、途中から「シルガード9」(9価)に変更し、残り(3回目または2回目・3回目)の接種を完了することも可能です。この場合、2023年4月以降であれば公費で接種が可能です(自己負担はありません)。

【参考情報】

「シルガード9」(9価)についての最新の情報は、以下の厚生労働省のホームページをご参照ください。

9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(シルガード9)について(厚生労働省)

副反応について

HPVワクチン接種後には、多くの方に接種部位の痛みや腫れ、赤みなどが起こることがあります。

まれにですが、重いアレルギー症状(注1)、神経系の症状(注2)などの重い症状が起こることもあります。

注1:アナフィラキシー(主な症状:呼吸困難やじんましんなど)

注2:ギラン・バレー症候群(主な症状:手足の力が入りにくいなど)、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)(主な症状:頭痛・おう吐・意識低下など)

 

接種対象者・接種回数・接種間隔

接種対象者

定期接種は、小学校6年生から高校1年生相当までの女子(標準的な接種期間は中学1年生)。

キャッチアップ接種は、平成9年(1997年)4月2日以降に生まれた女子。(キャッチアップ接種につきましては、このページの後半をご確認ください。)

接種回数・接種間隔

ワクチンの種類によって標準的な接種間隔が異なります。

また、シルガード9(9価ワクチン)については、1回目を接種する年齢によって、標準的な接種回数が異なります。

サーバリックス(2価ワクチン)

接種回数

3回

標準的な接種間隔

2回目は1回目の1か月後、3回目は1回目の6か月後。

ガーダシル(4価ワクチン)

接種回数

3回

標準的な接種間隔

2回目は1回目の2か月後、3回目は1回目の6か月後。

シルガード9(9価ワクチン)

接種回数

1回目を接種する年齢が15歳未満(15歳になる誕生日の前日まで)の場合は2回、1回目を接種する年齢が15歳以上(15歳になる誕生日以降)の場合は3回。

標準的な接種間隔

2回接種の場合、2回目は1回目の6か月後。

3回接種の場合、2回目は1回目の2か月後、3回目は1回目の6か月後。

交互接種における接種回数・接種間隔(参考)

接種回数

交互接種の場合は、1回目を接種する年齢、1回目のワクチンの種類にかかわらず、3回の接種が必要です。

標準的な接種間隔

2回目以降をシルガード9(9価ワクチン)で接種する場合、1回目に接種したワクチンの種類にかかわらず、2回目は1回目の2か月後、3回目は1回目の6か月後。

3回目のみをシルガード9(9価ワクチン)で接種する場合、1・2回目に接種したワクチンの種類にかかわらず、3回目は1回目の6か月後。

接種回数、接種間隔のイメージ

silgard

(厚生労働省が作成したリーフレットから転載)

実施医療機関

町田市内の実施医療機関(以下のページをご覧ください)

八王子市・日野市・多摩市・稲城市・相模原市内の指定医療機関(以下のページをご覧ください)

町田市・八王子市・日野市・多摩市・稲城市・相模原市内の指定医療機関以外(以下のページをご覧ください)

診療時間等はこちらをご覧ください

各医療機関の情報を掲載しています。

接種方法

事前に実施医療機関へ予約し、母子健康手帳を持参して接種してください。

母子健康手帳の持参が無い場合は、原則として接種できません。

接種当日は、原則、お子さんの体調を把握している保護者の方が付き添いをしてください。

接種後に立ちくらみや失神が起こることがあるため、接種後しばらくの間はお子さんの体調や様子に注意をしてください。

保護者の同伴ができない場合(13歳以上)

13歳以上で接種時に保護者の同伴ができない場合は、以下の書類を医療機関にお持ちください。

  • 予診票(医療機関で事前に取得)
  • 同意書(下記PDFファイルを印刷)

同意書は印刷してご利用いただけます。このほか、自由書式で同内容を記載いただき、同意書として使用いただくことも可能です。
ただし、いずれの場合であっても、保護者の署名済みの予診票が必要です。予診票は、子宮頸がん予防接種実施医療機関で事前に受け取ってください。

接種の注意点

  • 痛みや緊張などで、接種直後に一時的に失神や立ちくらみなどが生じる場合はあります。接種後30分程度は安静にしてください。
  • 注射針を刺した直後から、強い痛みやしびれを感じた場合はすぐに医師にお伝えください。
  • 接種を受けた日は、激しい運動は控えてください。
  • 接種後に体調の変化が現れたら、まずは接種を行った医療機関などの医師にご相談ください。
  • ワクチンは合計3回接種しますが、1回目、2回目に気になる症状が現れた場合は、2回目以降の接種をやめることが出来ます。

予防接種による健康被害救済制度について

定期予防接種を受けて重い健康被害が生じた場合、その健康被害が接種を受けたことによるものと厚生労働大臣が認定したときは、予防接種法に基づく給付を受けることができます。

予防接種後に副反応によって健康被害が発生した場合は、診察した医師、または保健予防課へご相談ください。

キャッチアップ接種について

子宮頸がんワクチンの積極的勧奨の差し控えにより定期接種の法定期間内に接種できなかった方を対象に、法定期間後も公費でワクチンを接種できる「キャッチアップ接種」を実施しています。

キャッチアップ接種対象者

平成9年(1997年)4月2日から平成18年(2006年)4月1日生まれの女性で、HPVワクチンの接種を完了(3回)していない方

※接種機会の確保の観点から、キャッチアップ接種の期間中に通常の定期接種期間(小学校6年生~高校1年生相当)から外れる平成18年度(2006年度)、平成19年度(2007年度)生まれの女性についても、順次キャッチアップ接種の対象となります。

キャッチアップ接種の期間

令和7年(2025年)3月31日まで

接種方法

事前に実施医療機関へ予約し、母子健康手帳を持参して接種してください。

HPVワクチンの費用助成について

キャッチアップ接種の対象となる生年月日の女性で、すでに自費でHPVワクチン(サーバリックス・ガーダシル)を接種した方に対する費用の助成を行います。詳細は下記のリンクをご覧ください。

関連情報

HPVワクチン接種に係る各種相談窓口の一覧表です。(東京都作成)

町田市で行っている子宮頸がん検診のホームページです。

その他の定期の予防接種

この記事に関するお問い合わせ先

保健所保健予防課保健予防係
電話 042-725-5422
ファックス 050-3161-8634

このページに関するご意見については、こちらからお問い合わせください。

https://kosodate-machida.tokyo.jp/cgi-bin/inquiry.php/13

市へのご意見については、こちらからお問い合わせください。

https://www.city.machida.tokyo.jp/shigo/index.html